Nibrollの公演は来月です。よろしくお願いします。
ニブロール作品推薦文をあげてくれました。
帰国、教室、打ち合わせ、稽古、の日々が急にやってきた。ただ、時間もそうなく細かいところをやりたい。課題は多く、ベースができても、なにをどのように観客に魅せていくかを出演者1人、1人に問いかけなくてはいけない。しかし、フロアーの課題は多く、世界水準には届いていない、ので、これを一気に高いところまで持ってゆくためにはと丁寧に一人一人、時間を重ねていかなくてはいけない。何度も繰り返して、イメージする。
ダンサー達が日本で稽古をしている時間だ。帰って稽古をしたいのですが、ソウルでプレゼンがありなかなか帰ることができません。人のプレゼンを聞きながらネットをみている。長いから….これ終わるの何時なのかな?この3日間のプレゼンが終われば日本に帰国です。がニブロールの公演前にも一度韓国のウルサンに行かなくてはいけませんが…ちかくようで遠いです。今日から2日間高橋もやってきてプレゼンの嵐です。明日から2日間は秒読みで動かなくてはいけないほどです。マネジャーが撮ってくれました。
高松の塩江美術館でご一緒させていただいたアーティスト西村さんです。とてもおもしろいので是非皆様にもみていただければと思います。7月には四国学院大学の非常勤で四国に行くみんなに会えるといいなぁ。四国に行きたいよね。うどんが食べたいよね。
アニョ、韓国ソウルは暑くなってきましたよ。薄着の長袖、ジャケットが1枚あれば十分です。ソウル駅や高速ターミナルで爆発事件がありニュースになっておりますが大丈夫です。猫カフェinソウル皆様も是非行ってみてね!羽田から金浦、金浦から地下鉄に乗りヨンシネにつくと突然『ミクニ!』と声をかけられ驚く。なんだかさっきまで日本にいたのに、もう韓国かぁと変わらず時は流れているのですね。
今週からギャラリーでのセッティングが始まり、撮影も始まりきっとおいこまれることでしょう。しかし、私は念願だったスポーツマッサージに友達(ダンサー達)と出掛けます。そのレポートはのちほど!がんがんもんでもらぞ!ろくに踊ってもないのに一緒にもんでもらいます。
皆様に韓国旅行の進め、まもなく韓国ではダンスフェスが始まりますので、皆様これにあわせて韓国旅行などいかがでしょうか?有給とってきてね!格安旅行におすすのトラベルコちゃんわからないことなどありましたらお聞き下さいね。
意味をさがす。新しくはいった二人にできることを探す。なかなか難しい。作品をつくる過程にいなかった出演者達に意味を伝えることは…でもきっと理解してやってくれるだろう。横浜の時、愛知の時、それぞれの『あーなっても、こうならない。こうなってもあーならない』ということを伝えてきたつもりではいたけれど、東京はまた別の『あーなっても、こうならない。こうなってもあーならない』を伝えることになる。どうにかパワーアップしてゆきたい。
これで、また明日には韓国にもどって韓国での稽古が始まる。
私はまた韓国にもどって今月5月20日からはじまる展覧会の写真のあがりをチェックして、アクリルフレームにだす。5月16日にはあがるが、さすがにやりなおしはきかない、だって20日がオープニングだから….大丈夫かな?
写真はこれ、少し大きな「経度」というポートレイト作品です。大原美術館でやらさしていただいた展示からいろいろ考えて次の段階に取り組むことができました。きれいにプリントは仕上がっていた。
鯉のぼりはTEAF2011ウルサンの展示は6月17日がオープニングですが、まったくできる気がしない。鯉のぼりもわざわざ業者さんにたのんでもデザイン的には問題(私に)あり、なにをやっても失敗にしか思えない。創ったところでビリビリに破いてしまいたい。映像も身体もなく、それをもの(展示物)に変化させてゆく能力がまったくない。戯曲や小説と同じくゼロから勉強しなくてはなにもいいものができない。どうしよう、久々においこまれております。とにかく今は創っては捨てる、この作業につきます。これも、それも,あれも、なにもかもが失敗。
ひとつは10メートルの鯉のぼりをつなげてみるが、はいみせられない。なので、その後発注デザインしたを鯉のぼりを幕にする。あえなく失敗。たくさんのリボン(つながるシンボルとして)をつけてみる。これもダメ…ビリビリに破く前にとりあえず写真に残して失敗感を強める。河に平行して大きく泳ぐ鯉のぼりを韓国ウルサンの公園に遊びにくる子供達がみてくれればと思ったが、その考え方から変更してゆくべきか?とにかくこのことが頭からはなれない。どうすればいい、なんだろうなぁ….??
韓国では来月からダンスフェスティバルがはじまる。日本からもやってくる。皆様、是非みにきてくださいね。
各地であがる鯉のぼりをみながら私の鯉のぼりについても考える。ニブロールの稽古の合間をぬって試しが続く…スタジオの広さがたりなく、家の3階から試しの鯉のぼりをたらしてみるが風にはまってくれない。もう風にまうのは諦めて、タラーってなっててもいいようにするかなぁ….やはり韓国に一度もどることにする。できない、パブリックアートに挑戦できない。でも、今更できないなんて言えないけれど、いいのができない。デザイン的にはもっとキラキラする予定だったのに…やっぱりできる限りキラキラしたほうがいいように思うのは私だけなのだろうか?それともウルサンの川の上からだともっと違って見えるのだろうか?↓これはまだできてない。
すっかりゴールデンweek気分でいたら韓国にはそんなものはなかったのだった。鬼のようにスケージュールにおされて、日本に3日間だけ帰国。さっそく二ブロールの稽古に行く。稽古中…いろいろ後半をほりさげる。
身体の内部にたえず運動を続け、身体を崩壊と解体へと導くために、つまり死が充満している空間とでもいうべきもののなかにいる意識、私達の身体はそれに耐えている。それが人間の形ではないだろうか?それがどんなポーズなのか?どんな形なのか私はまだ発見することができない。人は内側にそういう死の空間をかかえているだけではなくて、外側からもそういう空間につつまれている。現実にあるがままをみて、それをダンスにしてゆくという困難にぶちあたる。はたして、どれが正しい形なのか?
ジャコメッティーの彫刻がみたくなる。寸法というもにたより安心しているけれど、ものの大きさなどというものは実際寸法ではかれるものではない、ものの大きさなどないと言ってもよい、実際ものの大きさというのは我々とのあいだにあるへだてる距離において変わるものだと言っていた。それは、徐々に小さくなり、完全に消えた時に初めてそれを見たと言えると言っていた。
私はそれをダンスにすることはできないのか?どんなシェイプ(形)が内側にも外側にも存在していると言えるのだろうか?
わからないことだらけだが、明日も稽古なのでいろいろためしてみる。
私が出演しなくてもダンサー達はものすごく頑張っているので大丈夫でしょう。ただ、ひとつ靴をなげるのだけは自分で責任を持ったほうがいいのではないかと…もしお客さんに当たったりしたら大変だから。それを出演者にやらすのはどうかと思うので…靴だけなげている私。再演はもっともっとやれることが増えていくので…いろいろ考えてみる。
もうひとつ、実は稽古+展覧会や展示の準備をするため、こいのぼりを日本の業者に発注していたので、そのチェックに帰国。ここウルサンでの展示には本当に頭をかかえている。
現在バンクアート朝鮮通信のため皆様が韓国に来ております。ゴウヤングアートstudioに訪ねてくれました!いや嬉しい限りです!誰も訪ねてくれないので本当にうれしく、ありがとうございます。同じスタジオのアーティストナディンを始め数名のアーティストの部屋を訪ねて、移動し、free zoomや、 他の場所でレジデンスをしている寺島みどりさんの所に行きました。写真は寺島さんの所です。
ドイツ人の友達からシュミレーションが送られて来た。日本政府からの発表はないのだろうか?そうなると海外のシュミレーションにもとずいて国民は国民自身の安全を考えなくてはいけない。政府は国民の安全をはかって風向きによって被害がでることをあきらかにしなくてはいけない、チェルノブイリで経験していることなのだから。何故?発表しないのだろうか?
私自身、今現在NYにいてどうすればいいか考えている。会う人、会う人に日本は大丈夫か?と聞かれるが….今現在私自身が海外にいてなにをどう説明していいのかわからない。どうか皆様気をつけて下さい。
日々、演劇の稽古しかしていませんが…アメリカも日本も同じで役者さん達は役の筋書き通りのアクションや振付を求める。ただ、それは本当に絶対必要なのだろうか?これはどういう意味ですか?なんでこの動きなのですか?とcan I ask you?と聞かれる。もちろん答える。ただ、演劇のなかの振付として役のとおりにそぐわなくてもいいかもとも思っている私。つまり、一方向からだけの人物象をみせなくてもいいのではという疑いもあることはある。しかし、私は振付家としてこのプロジェクトに参加してるので、なるべくおもしろい動きをいろいろいれたい。役にそぐわなくても、そういう一面もあるんだと観客は考えてくれるのではないかと….思ってみたりする。まぁ、これは難しい問題ですね。
役と身体、キャラクターと身体のあり方につながるので、言葉を持つと必ず一方向にしかむかなくなる。これを分散させたり、意味ないことにおもしろさをみいだすのが演劇における振付のおもしろさではないかとも思っている。なおかつ最近、役者でも簡単にできる動きにあまり興味がない、やればもっと難しいこともできるからだ。なにかできる範囲でup to youで動かしたくないのです。誰にでもできるなぁと思われたくない振付を考えたい。これには相当に基礎と訓練とセンスがいる。ということが今回よくわかった。
ニブロール作品2010年愛知トレエンナーレで発表した”ディス イズ ウェザーニュース”はあーなってもこうならない、こうなってもあーならないというまさしく今の日本の状況を表しているような作品になってしまった。しかし、こうなった今、なにをダンス表現にしてゆくかということを今一度考えていかなくてはいけない。
今こそ、目撃する力、体験する力が表現を生み、人々を生きるという方向に向かわすのではないかと思っている。